トマト先生の食育コラム:おもにトマトを中心に、毎月いろいろな食材のコラムを連載しています。

Vol.06 冬のトマト

2016年1月

トマトの旬は夏**と思っている方も多いと思いますが、トマトは種をまく時期で収穫の時期も違います。
12月中旬くらいから種まきをすると、5月中旬くらいから夏に向けて収穫され、8月中旬ごろから種まきをすると、12月頃から収穫が始まり、冬トマトとして店頭に並びます。

夏のトマトは早く色づく(約30日)ので果肉がやわらかいのですが、味はさっぱりとしていて、夏の暑さにはぴったりというわけです。

それに比べて冬のトマトは、ゆっくり色づく(約60日)ので実がしっかりと固いのですが、味が濃厚と言われています。
冬のトマトを加熱してその濃厚さを味わっていただきたいと思います。

鍋の季節なの 「トマト鍋」 もいいですね。
練り物が多いおでんに「丸ごとトマト」を加えるのも栄養価がアップしていいと思います。
風邪をひきやすい季節の免疫力アップにもなります。
加熱しても栄養はそのままなのであったかい料理を作って、ぜひ冬トマトを食べてみてくださいね。

冬トマトの生産日本一は熊本。
中でも八代のトマトは有名ですね。
小さな「はちべえ」も美味しいです。
いつの時期も、トマトはかかさない。
トマトは万能ですよ。
今年もたくさん、トマトを食べたいと思います。

冬のトマト